今日の診察室から

病気のこと、日々の気付きのこと、飼い主様のお役にたつワンポイントアドバイスなど、情報をお届けします

チャッコちゃん

チャツコちゃんのお母様が毎年恒例のチャツコちゃんのお写真を今年も届けてくださいました。今年は、うさぎさんのお帽子をかぶっています。早速、待合室に飾らせていただきました。今年の8月には19歳のお誕生日を迎えます。今年も元気で頑張って、来年はタツお帽子をかぶった可愛いお写真見せてくださいね。

ノミの生活環

例年6月に入ると気温も上がり、雨が多く、晴れ間を狙って少し遠くまでお散歩される方も多いと思います。でも適切な予防をしていないと、ノミが感染してしまいます。

万が一ノミを見つけたらどうしますか?もちろん捕まえて棄てますって言う方が多いと思いですか?

実はノミが感染してしばらくそのままにすると、ノミの親虫の20倍はノミの卵が身体についていると言われます。またその卵は、卵のままではなかなか駆除出来ないのと、生存期間も1年と言われています。ですから万が一ノミの感染が見つかったら

①家の中での行動範囲を制限する。

②出来るだけ早くシャンプーをする。この場合、とくにノミ取りシャンプーで無くても大丈夫です。

③スポットタイプのノミ予防薬が切れているようでしたら、シャンプー後しっかり乾かしてから予防薬を投与して下さい。

④行かれた散歩コースはノミがまたつきますので、再感染を予防するためにコースを変えることも検討しましょう。

お家にノミを入れてしまったときは、ノミの生活環を知らないと、ノミの親虫だけ駆除しておけば大丈夫、と思いがちですのでご注意下さいね。

飼主さまからこんな質問を受けました

そもそもこんな都心で、

マダニっているんですか?

います、います。お散歩で草むらとかに入ると、マダニに感染する可能性は高いです。だから大きな公園でドッグランとかお散歩に行かれる方は、必ずノミとマダニの予防をして下さい。

最近では、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)というウィルスがマダニから人にうつることがあり、そのためにもしっかりした予防が必要です。

動物病院で処方する予防薬の方が、効果的には有効ですし、そのほか定期的なシャンプーなど、季節に合わせたアドバイスも出来ます。もうダニ・ノミ感染シーズンを迎えていますので、お外に散歩に出られるワンちゃん、ネコちゃんは早速予防を始めてあげて下さい。