今日の診察室から

病気のこと、日々の気付きのこと、飼い主様のお役にたつワンポイントアドバイスなど、情報をお届けします

ノミの生活環

例年6月に入ると気温も上がり、雨が多く、晴れ間を狙って少し遠くまでお散歩される方も多いと思います。でも適切な予防をしていないと、ノミが感染してしまいます。

万が一ノミを見つけたらどうしますか?もちろん捕まえて棄てますって言う方が多いと思いですか?

実はノミが感染してしばらくそのままにすると、ノミの親虫の20倍はノミの卵が身体についていると言われます。またその卵は、卵のままではなかなか駆除出来ないのと、生存期間も1年と言われています。ですから万が一ノミの感染が見つかったら

①家の中での行動範囲を制限する。

②出来るだけ早くシャンプーをする。この場合、とくにノミ取りシャンプーで無くても大丈夫です。

③スポットタイプのノミ予防薬が切れているようでしたら、シャンプー後しっかり乾かしてから予防薬を投与して下さい。

④行かれた散歩コースはノミがまたつきますので、再感染を予防するためにコースを変えることも検討しましょう。

お家にノミを入れてしまったときは、ノミの生活環を知らないと、ノミの親虫だけ駆除しておけば大丈夫、と思いがちですのでご注意下さいね。

飼主さまからこんな質問を受けました

そもそもこんな都心で、

マダニっているんですか?

います、います。お散歩で草むらとかに入ると、マダニに感染する可能性は高いです。だから大きな公園でドッグランとかお散歩に行かれる方は、必ずノミとマダニの予防をして下さい。

最近では、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)というウィルスがマダニから人にうつることがあり、そのためにもしっかりした予防が必要です。

動物病院で処方する予防薬の方が、効果的には有効ですし、そのほか定期的なシャンプーなど、季節に合わせたアドバイスも出来ます。もうダニ・ノミ感染シーズンを迎えていますので、お外に散歩に出られるワンちゃん、ネコちゃんは早速予防を始めてあげて下さい。